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あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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 軽くシャワーを浴びて、彼女の部屋に戻ると、エバはパンティーを付け、すっくと立ち上がって言った。

「気持ちよかったよー。でも、イクない。いまのわたし、イクむずかしい」

  エバはいつもセックスのあと、「気持ちよかったよー。ふんふん」と節をつけて歌っていた。だが、今日の彼女の表情には笑みがなかった。

  彼女はイクのに、けっこう時間がかかるタイプだった。初対面でもすぐに本気でイッテしまう好きものの女もいることはいるが、劇場の仕事をしていると、多いときには一日で数十人の男を相手にしなくてはならない。従軍慰安婦みたいなものだ。身も心も疲れ果てている。

  そんな晩でも、彼女は「お客さんとセックスするのは痛い。でも、あなたとなら痛くない」と言って、何度でも求めに応じてくれた。

  だが、そういうときは、なかなかイカなかった。体が疲れていたからだろう。エバが激しく燃え上がるのは、本番のない劇場や客の少ないスナック、休みを取っていたときくらいだった。会ったときから「受け入れ態勢」が整っていたのだ。

  今回も、彼女にとっては半年ぶりのセックスのはずだった。体はセックスを求めていたはずだ。それでも、最後までイクことはできなかった。

「あなた、向こうで寝る。オーケー?」

  今晩は彼女のダブルベッドでいっしょに過ごすものとばかり思っていたわたしは、少しショックを受けた。リビング戻ると、ガチャリとドアを閉める冷たい音がした。今度は鍵をかける音はしなかったものの、夜中に無理矢理彼女のベッドに潜り込む気にもなれなかった。まだまだ、彼女とわたしの間の心の溝は埋まっていなかったのだ。

 


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フリーライター
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フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
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