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あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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 東京に戻ってから、エバの同僚の女の子たちにスペイン語の古雑誌をかき集めてもらい、エバが好きそうな心理学の本といっしょに宅急便で送っておいた。獄中で退屈しないようにと思ったのだ。

 一週間ほどして、エバから手紙が届いた。手紙はスペイン語ではなく、ローマ字表記でたどたどしく書いてあった。内容は次のようなものだった。

「リュージ。元気ですか。エバは元気です。お姉さんに電話してくれて、本当にありがとう。とてもうれしいです。裁判の日にちが決まりました。一月十六日の午前十時です。プレゼントのスペイン語の本、とてもうれしかったです。

 お姉さんから手紙が来ました。うれしいけれど、スペイン語の手紙には、お金がかかります。だから、お姉さんに伝えてください。『来ても、出しても通訳がかかりますから、手紙は一回だけで、あとはいりません。エバは元気ですから心配ない、大丈夫です。お姉さんの手紙、ハッピーだけど、困ります。ごめんなさい』と。

 リュージの手紙もローマ字で書いてください。エバ」

 手紙の文頭に、「ローマ字です」ときれいな日本語で書いてあった。おそらく同房の女性に手助けしてもらって書いたのだろう。だが、検閲のためにスペイン語の手紙に翻訳料がかかるとは初めて知った。その翻訳料がもったいないので、お姉さんの手紙はいらないというのだ。よほどかかるのだろうと思った。さっそく、レストランのママを通じて、彼女のお姉さんのリリアナに伝えてもらった。


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ご活躍
今朝の日刊スポーツの小向の記事見ました。いろいろと活躍されていますね。これからもご健闘をお祈り致します。
ゴールドスミス 2011/02/12(Sat)11:45:18 編集
無題
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
NONAME 2011/02/12(Sat)11:48:49 編集
無題
ありがとうございます。よろしくお願いいたします。
NONAME 2011/02/12(Sat)12:28:12 編集
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プロフィール
HN:
出町柳次
性別:
男性
職業:
フリーライター
趣味:
ネットでナンパ
自己紹介:
フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
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