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あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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 片山氏が言った。

「リュージさん。マリアは知ってるだろ」
「ええ、クリスのアパートで」

 クリスの名前を耳にしたエバの顔が、一瞬引きつった。

「どうして、クリスのアパートでマリアと会ってるの」
「昔、説明したろ。ディスコに連れて行けと言われて、しかたなくいっしょに行ったって」

 そのときの事情を知っているマリアも、わたしを弁護してくれた。それでエバは、しぶしぶ納得した。自分の浮気は許せても、他人の浮気は許せないというのがコロンビアーナ気質なのだ。

 エバは、彼女の一番の親友だったクラウディアの消息をマリアに尋ねた。友だちを作らなかったエバに比べ、オープンな気質で、顔の広いマリアはクラウディアの自宅の電話番号を知っていた。

「でも、これ古い番号。彼女、引っ越すといっていたから、いまは変わっているかもしれない。彼女、モンキーハウス(拘置所)に三ヶ月も入っていたから、精神的にちょっとおかしくなってるって噂だよ」
「それ、本当? かわいそうね。分かった。電話してみる。ありがとう」

 警察や入管に捕まったコロンビアーナは、一週間で気が狂いそうになるという。まして、裁判となったら三ヶ月はくらう。やくざでも音を上げるものがいるという厳しいブタバコ生活で、実際に精神的におかしくなる女がいても不思議ではなかった。普通の女子大生だったエバが、無事に帰ってこられたのはラッキーといえた。
 
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出町柳次
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男性
職業:
フリーライター
趣味:
ネットでナンパ
自己紹介:
フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
新著「体験ルポ 在日外国人女性のセックス」(光文社刊)好評発売中。
「サイバーセックス日記」http://demachiryuji.seesaa.net/
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