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あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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 すぐにエバは戻ってきた。

「お店は六時からだけど、大丈夫だって」

 時計を見ると、五時ちょっと過ぎだった。ランチタイムとディナータイムのちょうど間だったのだ。タクシー代を払って中に入ると、カウンター席とテーブル席があった。テーブル席に座ると、ジャズのサックス奏者、坂田明のような顔をしたマスターがにこやかな顔で迎えてくれた。

 コロンビア人の若い女の子のウエイトレスもいる。女の子がメニューを持ってきてくれたので二人で見ると、定食やうどんなどのメニューが何十種類も書いてあった。とりあえずわたしたちはビールを頼み、じっくりとメニューを見た。値段はどれも日本の蕎麦屋より少し高いくらいだが、材料の少ないコロンビアでは仕方ないだろう。

「エバ、なに食べるの」

「うーん、鍋焼きうどん。それと味噌汁」

「じゃ、おれはお弁当にするよ」

 エバが鍋焼きうどんなんてものを頼むとは意外だった。わたしと付き合っているときは、ファミリーレストランか焼肉屋くらいしか行かなかった。うどんとかラーメンなんて食べるのは見たことなかったのだ。ただ、味噌汁は好きだった。どんなものを食べるときでも、必ず「味噌汁もね」と頼んでいたほどだった。

 味噌汁なんて、外国人が好むのかと思うかもしれないが、ほとんどのコロンビアーナは好きだ。もちろん、来たばかりのころは抵抗があったのかもしれないが、長いこと日本にいて、日本食と否応なしに付き合っていると、そのうち味噌汁なしではいられなくなってくるみたいなのだ。


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フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
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