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あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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「あなた、今日、これから何する」

  エバが突然尋ねてきた。しばらく考えてから「ロパ(洋服)を買いたい」と答えた。

  エバが言った。

「オーケー。ショッピング行く。あとで、お姉さんのアパート行く。大丈夫」

  もちろん、オーケーだ。エバのお姉さん、リリアナのところには、一度挨拶に行かなくてはと思っていた。というより、コロンビアの普通の家庭を覗いてみたいのだ。エバのアパートは、いわばジャパゆきさんの成果である。平均的家庭ではない。

  それに対して、リリアナの家庭はエバの援助が多少あったにせよ、リリアナが会社の事務員をやりながら生活している平均的な中流家庭であるはずだ。エバが「コロンビアはみんな貧乏」という、その「貧乏ぶり」を見てみたかった。

  七時ころ、タクシーを拾い、十五分くらい走った。着いたのは、大きなショッピングモールだった。二階建てだが、日本のイトーヨーカドーやジャスコなどよりはるかに大きい。洋服屋やレストラン、レコード店、ハンバーガーショップなど、専門店が何十と並んでいる。

  まずは一階の紳士服専門店に入った。わたしはスーパーの洋服売り場のような安物を買いたかったのに、店構えは高級ブランド店のような感じだ。高いのではとビビッたが、エバはさっさと入っていき、店員にわたしに合う服を探してくれと交渉を始めてしまった。

  しょうがない。シャツの一枚くらいで退散しようと腹を決めた。ところが、品物を見ていると、けっこう物がいい。デザインもいい。日本なら一万円前後するかなと思うようなカジュアルシャツが二万ペソ(二千円)くらいだ。「これ買う」とエバに言うと、店員が「ズボンはいらないか」と言う。

  ズボンも一本しか持ってこなかったので買う必要はあった。しかし、ズボンなどを買うと裾上げをしなくてはならない。アパートに帰り、エバができるか心配だったので、エバに聞いた。エバは店員と少し話したあと、「大丈夫。三十分でできる」と答えた。それならハンバーガーを食べながら時間をつぶせばいい。下手すると何日も待たされる日本とは大違いのサービスの良さだった。

 


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出町柳次
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フリーライター
趣味:
ネットでナンパ
自己紹介:
フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
新著「体験ルポ 在日外国人女性のセックス」(光文社刊)好評発売中。
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