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あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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 車をスタートさせながら、新宿からA市まで行く途中のルートで、だれか独身の一人住まいはいないものか、考えを巡らせた。彼女たちは、十二時過ぎには劇場に入らなくてはならない。仮眠できたとしても三~四時間だ。となると、昼頃まで自宅にいる奴を探さなくてはならない。

  まず頭に浮かんだのが、何度かいっしょに劇場に行ったことのあるテレビ局勤務のヨシオだ。しかし、この彼も勤務のシフトいかんではアパートを早く出てしまう。赤の他人を残して留守をするのは嫌がるだろう。

 しかたなく、仕事仲間のトシに電話してみることにした。彼は池袋の近くのアパートに一人で住んでいるし、少し前に新宿のコロンビアーナのたくさんいるスナックに連れて行ったことがある。

  三~四人の若いコロンビアーナに囲まれて、けっこう喜んでいたし、そのあとディスコにも行った。まんざら事情が分からないわけではない。問題は、仕事仲間に言いふらされやしないかということだが、この際そんなことを言っている場合ではない。

 車が信号待ちになったとき、電話帳を鞄から取り出して携帯電話でトシにかけた。午前六時。もちろん、迷惑は承知だ。案の定、受話器から「はーい」という寝惚けた声がする。弱気になると、断られてしまう可能性が出てくる。ここは強気でいかなくてはならない。

「リュージだけど、これからそっちに女の子三人連れていくから、泊めてくれ」と断定的に言った。何事か事情がよく飲み込めないらしく、「えっ?」と言ったきり、言葉が返ってこない。

「コロンビアディスコで女の子を三人確保したんだけど、一人でもてあましているからなんとかしてくれ。昼頃まで仮眠するだけでいいんだ」と畳み掛けるように言った。これが男だったら即座に断られるだろう。

  しかし、ガイジンの女が三人なのだ。どんな女なのだろうか、ちょっと見てみたいなと、少しスケベ心が起きればしめたものだ。

「とにかく、少しでいいから仮眠させてくれ」と言うと、「いいけど…」という返事。だが、Eのアパートにはまだ行ったことがない。だいたいの場所を教えてもらい、そこまで迎えに来てもらうことにした。

「友だちのアパートに泊めてもらえることになった」と言うと、クリスが安堵したように「よかった。でも、そこは広いの」と聞いてきた。行ったことがないのだから本当は分からない。だが、狭いかもしれないと言って、嫌だとごねられてもいまさら困る。「大丈夫。広い、広い」と、ここは誤魔化しておくほかはない。コロンビアーナはわがままなのだ。

 指定された交差点に着き、電話をすると、数分してトシが現れた。パジャマ姿かと思ったら、ちゃんと着替えている。やはり、レディーを迎えるとなると、パジャマはまずいと思ったのだろう。車を下りて、彼の後に続く。けっこう歩いた。

  案の上、クリスが「どこ。遠い」と文句を言い出した。それでも、「もうすぐ。もうすぐ」と言ってなだめながら連れていった。トシのアパートは、小さなビルの二階にあった。一DKの広さだが、雑然と物が置いてあるのでかなり狭く感じる。女がときどき来て、掃除している様子もない。完全な男のアパートという感じだ。

「どこ、寝る」と聞くので「ここ」とトシが言った。板張りのキッチンでは寝るわけにいかないので、六畳の部屋に五人が雑魚寝するしかない。クリスが「パジャマない?」とトシに聞いた。「そんなものないよ」とトシが言うと、しかたなくそのまま横になった。一番奥にクリス、真ん中にジェニファー、そのとなりにエバという順に寝て、トシは彼女たちの足元に横になった。

  これで十一時ごろまでは眠れそうだが、置きっぱなしになっている車が気になった。Eに、このあたりで車が置けそうなところはないかと言うと、近くにパーキングメーターがあるから、そこに置いておけば大丈夫だろうという。しかし、十一時までパーキングメーターのところに置いておけば、赤が点滅するだろう。それに二回もそこを往復するのは面倒臭い。

  ここも狭くて寝苦しいので、「少ししたら車に戻って、車の中で寝ているから、十一時になったら携帯電話を鳴らして起こしてくれ」とトシに頼んだ。

 クリスとジェニファーは、もう寝息を立てて寝ているが、エバだけは起きていた。それでしばらく彼女と話をしていた。

「あなた。いつも見る。わたし」

 驚いた。エバとはプライベートをしたことないし、もちろん本番に上がったこともない。タッチすらしたことなかっただろう。それなのに、彼女はわたしがエバを見た劇場を正確に覚えている。体つきはおいしそうだと思ったことはあるが、それほどの美人でもないし、いつももっと美人のお目当ての女がいたので、結局彼女とは何にもなかったのにだ。

「あなた。真面目」

  エバは、彼女にわたしが何もしなかったのを「真面目だから」と勘違いしていたようだ。ただ単に、他の女のプライベートに入るのを見られなかったというだけにすぎない。しかし、一~二回やっても顔を覚えていない女もいるのに、何にもしていないわたしのことを覚えているなんて、けっこうわたしが彼女のタイプなのかなと思ってうれしくなった。思い切って聞いてみた。

「エバ。あなた、恋人いる?」

「ノー。セパレート」

  本当かどうか分からないが、「いない」と言うところをみると、多少わたしに好意を持っているのだろう。

 顔を突き合わせてしゃべっていたので、自然とキスをする雰囲気になった。そのうち、手をエバの豊満な胸に入れてタッチすると、彼女も胸のボタンをはずして、それをあらわにしてわたしの口に含ませた。

  エバも感じてきたのか、小さな声を洩らし始めた。そしてわたしの息子をズボンの上からまさぐり始めた。エバはGパンをはいたままだ。いちばん上と次のボタンをはずしてやり、手を入れようとすると、入りやすいように少し腰を浮かした。

  パンティーに触れるとわずかに湿り気を帯びて始めているようだ。「ダメ、ここ恥ずかしい」。いくらみんな寝ているといっても、ここでこれ以上のことをするのはわたしにとってもまずい。

 財布から高速道路の領収書を取り出し、そこにわたしの携帯電話の番号を書いて「今度、テアトル、チェンジしたら電話、オーケー?」と言って、エバに手渡した。エバも「オーケー」と言って、紙をポケットにしまった。「エバ。わたし、コッチェ(車)で寝る。また、すぐここに来る。オーケー?」と言いながら、もう一度キスをして、トシの部屋を出た。

  もう時間は七時過ぎていて、人通りも多くなっていた。何時間も駐車しておくわけにはいくまい。トシに言われたとおり、近くのパーキングエリアに車を停め、エンジンをかけながらリクライニングシートを倒して、眠った。

 約束どおり、十一時ごろにトシから電話がかかってきた。「すぐ行くから、すぐに出られるように用意させてくれ」と言って、電話を切った。五分もかからないうちに彼のアパートの前に着いたが、やはり彼女たちは出てきていない。

  ここは商店街なので、この時間になると商用車も多く、車を長時間離れることはできそうになかった。しばらく待っていると、後ろからコカコーラの営業車にクラクションを鳴らされた。少し前に移動して、またしばらく待つと、ようやく三人が出てきた。トシも一緒だ。しかし、彼には彼女たちがいったい何者なのか、まださっぱり分からないに違いない。車に三人を乗せ、トシに礼を言って車をスタートさせた。

 郊外に出る方角なので、道は混んでなく、順調に走れたので十二時前には着いた。三人とも、車の中で寝ていた。劇場に近づいたので、近くで降ろそうとすると、クリスが「イチゴミルク飲む? 美味しい」という。

「え、何」と一瞬何のことか分からなかったが、お礼にジュースをご馳走するということらしい。「オーケー」と言うと、近くの喫茶店のほうにわたしを連れていった。ここでジュースを飲むらしい。その喫茶店には一度も入ったことがなかったが、女の子たちには評判がいいらしい。盛んに「美味しい、美味しい」を連発していた。

  しばらくすると、クリスが「行く」と言った。勘定を払おうとすると、「いらない。わたしたちが払う」とクリスが言う。約束どおり、奢ると言うのだ。

  彼女たちは、自分の男と認めた男には金をとことん払わせるが、まだ親しくない男にはある程度、割り勘にする習慣があるようだ。もちろん、体を売る「お客さん」には全部払わせるのはもちろんだが。

 店を出てから、少し立ち止まり、クリスが「今日はありがとう。また、今度ね」と言った。しかし、彼女にはわたしの携帯電話を教えていない。エバだけに教えたということは、ほかの二人は知らないはずだ。

  ここで、クリスから電話番号を教えてくれと言ったら困るなと思ったが、彼女は何も聞かなかった。公然とは聞きにくかったのだろう。もし、聞かれたら三人全員に書いて渡すつもりだったが、その必要はなかった。三人はそのまま劇場のほうに歩いていき、わたしは車で家に戻った。二時間ほど仮眠しただけなので、無性に眠たい。家に帰り、徹夜明けのふりをして、泥のように眠った。

 


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