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あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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 うとうとしかかったとき、けたたましく目覚ましが鳴った。まだ眠っているエバを揺り起こし、出かける準備をした。ビデオカメラとカメラをリュックに入れていると、エバも自分のリュックから一眼レフのオートフォーカスのカメラを取り出した。いつのまにこんなカメラを持っていたのか。

「これ、日本で買った」

「買ったんじゃないだろ、プレゼントだろ」

「そう。ビデオも持っているよ。アパートにある」

 自分の家族には金を惜しまなかったエバだが、自分の身の回りの品に関しては、徹底的にケチった。洋服や化粧品なども、そのときそのとき親しかった男たちにねだった。

 実はカメラは、例の一年前の誕生日のプレゼントにわたしが買わされるはずのものだった。「今度の誕生日のプレゼント、カメラが欲しい。ね、いいでしょ」と言われていた。わたしの持っていたオートフォーカスのカメラと同じものが欲しいというのだ。七、八万円もするので、わたしは生返事をしていた。

 ところが、誕生日の直前になって、「ダイヤの指輪をプレゼントとして」と言い出した。それも十万、二十万というものではなく、三万円のものだったから、こちらとしては、正直「助かった」という気になった。だが、あれほど「欲しい」と言っていたカメラの要求を引っ込めたのが引っかかった。おそらく他の男にプレゼントしてもらったのではないかと思っていたのだが、やっぱりそうだった。ビデオも、他の誰かに買ってもらったものなのだろう。不況とはいえ、「恋人」になりたいがために、無理して高価なものをプレゼントする男はけっこういたのだ。


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男性
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フリーライター
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ネットでナンパ
自己紹介:
フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
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