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あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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しばらく歩くと、博物館らしき建物があった。「国立博物館」(ムセオ・ナシオナル)だった。

「ここ見る?」

  エバが聞いてきた。

「うん」

  博物館を見るというのは「お上りさん」みたいだが、とにかくコロンビアは初めてなのだから見ておいて損はない。エバも日本にいるとき、「美術館」に行きたいとよく言っていた。京都に連れて行くという約束は果たせなかったが、鎌倉に大仏を見に行ったときは感激していた。インテリぶって言ってるわけではなくて、本当に文化的なものが好きらしかった。

  チケットを二人分買って中に入ると、一階はインディオ文化の遺物が多く展示されていた。平日とあって、人は少ない。もちろんスペイン語で解説が書いてあるので詳しくは分からなかったが、コロンビアには日本の石器時代や縄文時代に相当する「プレインカ文化」ともいうべきものがあり、そののち黄金を多く用いたインディオ文化が栄えた。そしてスペイン人の侵略によって、現代のコロンビアにつながる文化が形成されていったらしいということは分かった。

「リュージ、あなた、フォト撮る」

「だめ。ここ、フォトだめって書いてある」

「だいじょうぶ。あなた、ツーリスト。関係ない」

  そんなことを言われても、あちこちに「撮影禁止」の張り紙がはってある。人が少ないから撮れないことはないが、持参したコニカミニではフラッシュを焚かないと撮れない。撮りたいのはやまやまだったが、よけいなトラブルを起こして警備員にたかられても困ると思って我慢した。

 


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フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
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