あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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午後一時。エバがボゴタに帰るのは、午後六時の便だったから充分時間があった。わたしたちはセントロにある黄金博物館や宗教裁判所跡などを見ることにして、タクシーを拾った。シーズンオフとあって、簡単に拾えた。やはり前のタクシーの運転手は、はったりをかましていたのだ。
今度のタクシーは、えらくきれいだ。コロンビアのタクシーは、当たり外れがあって、けっこう古い車も走っている。ホテルカリベの前に付けていたタクシーの中には、五十年代のアメリカ映画に出てきそうな、普通の車の二倍もあるアメ車もあった。海辺の町だから、潮風に当たって、車の消耗は内陸部に比べて早いはず。何十年も、だましだまし使ってきたのだろう。
「珍しいな。こんな新しいタクシー」
わたしがつぶやいたのを聞いて、エバが運転手に話しかけた。
「これ、昨日買ったばかりなんだ。新車だぜ」
運転手がうれしそうに言った。
「どこの車なの」
「マツダだ。日本の車だ。これはいいよ」
「いくらしたの」
「二百万円」
新車とはいえ、ラジオ、カセット、エアコンなどの最低限の装備しかないファミリアクラスの車だったから、日本だったら百万ちょっとだ。関税が高くて、こんな値段になったのだろう。
「トヨタとかミツビシは」
「いい車だけど、高い。マツダはコレア(韓国)と同じ値段だから、安いんだ」
しかし、コロンビアで二百万円の車を買うということは大変なことだ。観光地だから、よほどうまく上客を見つけて稼いだのに違いない。だが、幸い我々はぼられずに千五百ペソでセントロまで行くことが出来た。
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プロフィール
HN:
出町柳次
性別:
男性
職業:
フリーライター
趣味:
ネットでナンパ
自己紹介:
フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
新著「体験ルポ 在日外国人女性のセックス」(光文社刊)好評発売中。
「サイバーセックス日記」http://demachiryuji.seesaa.net/
「洋楽カラオケ日記」
http://ameblo.jp/demachiryuji/
「裏ストリップ30年回顧録」
http://arecho.blog98.fc2.com/
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