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「エバ、あのイラン人、仕事なに? テレフォンカード? コカイン?」
「たぶんそう。あなた、何でも分かるのね」
エバが苦笑いした。こんな夜中に山下公園に来ているのだから、二人は車でやって来ているのだろう。女は黄金町あたりで立ちんぼをやっているのか。車を持っているイラン人は、けっこういた。まともには買えないから、廃車寸前の車をタダ同然で譲り受け、乗り回しているのだ。免許を持っているのもいるが、保険など入っていないので、事故に巻き込まれたらやられ損だ。どっちにしても、まともな仕事をしていないことは確かだった。
腹ごしらえを終えたので、エバを中華街に連れていった。当然、店は閉まっている。肉まんを売っている程度だった。
「ここ、チャイナタウン。日本で一番グランデ(大きい)」
「コロンビアにも、チノ(チャイナ)レストランテ、ある。でも、汚い。ミッキー・マウス(ネズミのことだ)いっぱいいる」
「ここ、だいじょうぶ」
エバはあまり中華街に興味を示さなかった。どこにでも華僑は進出しているから、コロンビアにも中華レストランは何軒もあるだろう。しかし、一般的に、中華料理はコロンビアーナの口に合わないのだろうかと思った。
中華街を一周すると、ラブホテルがあった。だが、ここに入ると翌朝が大変だ。ぐっと我慢して、車のほうに戻ろうとしたとき、携帯電話が鳴った。こんな夜中に誰だろうと、訝りながら電話に出てみると、友人のカメラマンが新宿で飲んでいるので来ないかという誘いの電話だった。
「横浜にいるんだけど」と言って、いきなりエバに電話を持たせた。エバは「こんばんは」と言って、わたしの友人と話している。向こうが戸惑っている様子が手に取るように分かった。適当なところで交代してもらって、「こういう事情だから、今度にして」と言って電話を切った。エバを電話に出させたのは、彼女に女からの電話でないことを分からせるためでもあった。
車に戻り、再び高速に乗って、都内に向かった。もう二時を過ぎている。どこのホテルに入ろうか、迷った。池袋のホテルに入れば、エバを送るのに近くて都合がいいが、立ちんぼの女を買ったと思われる危険性があった。立ちんぼが増えて社会問題化し、外国人女性はお断りというホテルも出始めていたのだ。
同じようなものだが、エバとは「恋愛」でいたかったので、出来るだけ外国人女性のいない地域のホテルに入りたかった。となりの大塚に向かったが、ホテルが見つからず、さらにとなりの巣鴨まで行って、ようやく駐車場付きのホテルを見つけた。
ウイークデーなので、部屋は空いていた。泊まり料金は九千円。まあまあの広さだった。部屋に入ってすぐ、風呂にお湯を入れ始めた。時間は三時近くになっていた。さすがに疲れた。
浴槽にお湯が貯まるまで待ちきれずに、二人で服を脱ぎ、シャワーを浴び始めた。エバの体は、なかなか肉感的だった。胸はでかいが、肉質が締まっているので垂れていない。全体的には少し太りぎみだが、ぷよぷよしていないので、それを感じさせない。月並みな言い方だが、グラマーだった。
ベッドに移って、キスをした。エバのキスはうまかった。たちまち硬直してきた。彼女のバヒーナを確認すると、もう充分に濡れていた。そのまま彼女はわたしを受け入れた。
ここまでくるのに、かなりの時間がかかった。まるで普通の恋人と同じように、きちんとデートの手順を踏んでセックスまでこぎつけた。これは新鮮だった。
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