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運転手に案内されて、最初のCD屋に入った。コンビニの半分くらいの小さな店である。店の小ささからいって、ここにはないだろうなと思ったが、念のため在庫があるかどうか聞いた。しかし、カロリーナのCDはやっぱりなかった。
それでは最新のサルサやメレンゲを集めたコンピレーションアルバムのいいのはないかと探したら、二、三日本で見かけないシリーズのものがあった。それを手にとって思案していると、運転手が「これがいいぞ」と言って、一枚のアルバムを持ってきた。なんと運転手にそっくりなヒルベルト・サンタ・ローサの二枚組の最新アルバムだった。どうしようかなというわたしの表情を見て取った販売員が、「聞いてみるか」と言った。コロンビアのCDは包装がしていないので、視聴してから買える点がうれしい。一曲目にかかった曲には聞き覚えはなかったが、悪くはなかったので、運転手の顔を立てて買うことにした。
合計四枚のCDを買うことにした。合計七万ペソだった。キャッシュが乏しくなったので、カードで買った。コロンビアの貨幣価値から言えば、一枚のCDは一万五千円から二万円はする。それをいっぺんに四枚も買うなんて、酔狂なやつだと運転手も販売員も思っただろう。だが、今回の旅の目的のひとつは、日本では手に入らないCDを買うことだったから、思い切って買ったのだ。
「まだお店はあるよ」と運転手が言うので、四軒ほど離れたところにある別のCD屋に入った。ここも小さな店だ。ここにもカロリーナのCDはなかった。やっぱり販売員に「そんな古いのないよ」と言われたのだ。
どうもコロンビアには、こんな小さな個人営業のCD屋ばかりで、タワーレコードやHMVのような大型店はないらしい。CDはまだまだ貴重品で、商品の半分がテープで占められていて、売り場面積が限られているから、少し古い商品は手に入らないようだった。
代わりにサルサのコンピレーションアルバムのビデオ「EL DISCO DEL AÑO」と「SIGANME LOS BUENOS」が目につたので、これも買うことにした。プロモーションビデオを集めたもので、日本でも何本か買ったことがあった。ビデオだと音質は悪いし、車では聞くことは出来ないが、なかなか凝った演出のものが多く、当たりはずれが少なかった。
運転手に勧められて、もう一軒のCD屋も覗いたが、同じようなレベルの店なので、さすがにもう買うのは止めた。
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