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ネイバは大きな町だと聞いていたので、着けばホテルなどすぐ目の前にあると思っていたが、とんでもない間違いだった。エバも不安になって、「何もない。怖い」と言い出した。
「だいじょうぶ。バスターミナルだから、タクシーくらいあるだろ。タクシーにホテルに案内してもらえばいい」
そう思いながらあたりを見まわすと、一台だけタクシーが待機していた。助かった。流しのタクシーを待っている間に強盗にでも遭ったら大変なことになるところだった。少々タクシーにぼられるかもしれないが、それに比べれば物の数ではない。
エバがタクシーの運転手に、ホテルに案内してくれるように言った。五分くらいでタクシーは街中の一角に停まった。運転手は「ここがホテルだ」と言う。しかし、ホテルといわれても、横幅が五メートルくらいしかないビルだった。しかも、電気が消え、ドアも閉まっている。
「?」という顔をわたしたちがしていると、運転手はドアをドンドンと叩いた。しばらくすると、入り口の電気が点き、若い男がドアを開けた。エバが部屋があるかどうか聞くと、空いているという。値段を聞いたら二万五千ペソだった。運転手は「ほら、だいじょうぶだったろ」という仕草を見せて去って行った。
ここでもチェックインのとき、パスポートの提示と宿帳の記入を要求された。こんな場末のホテルでも、きちんとしているんだなと感心した。
エバがフロントの男に、明日のカリに行く飛行機の便を調べてくれと頼んだ。フロントにミネラルウォーターやジュースがショーケースの中に冷やしてあったので、わたしたちはミネラルウォーターと氷を注文して、部屋に上がった。建物はかなりの年季ものだったが、ベッドが三つあり、シャワーも付いていた。
五分ほどすると、部屋の電話が鳴った。フロントの男からだった。エバが聞いたところによると、朝は七時の便しかなく、その次は午後の二時の便しかないという。相談して、その便の予約と、六時のモーニングコールを頼んだ。強行軍だが、午後の便だと時間が開きすぎるため、仕方なかった。
まず、シャワーを浴びた。しかし、お湯は出ず、冷たい水だった。いくらコロンビアでも、水道のシャワーは冷たく、身震いがした。次にエバがシャワーを浴びた。そのあと、飲み残しのウィスキーのボトルを取り出し、エバと二人でロックで飲んだ。疲れていので、すぐに酔いが回った。エバの顔も真っ赤になっている。
二人とも下着姿だった。エバの目がとろんとしている。めったに酒は飲まないが、酔っ払ったときのエバはいつも好色になった。だが、「もうセックスはしない」と宣言された、昨日のことがある。こちらから仕掛けて拒否されるのが怖かった。
しかし、エバの目を見ていると、やはり誘っているように思えた。ダメ元で胸にタッチすると、意外にも拒否しない。そのまま胸に唇を這わせ、下着に手をかけると、彼女はわたしが脱がせやすいように腰を少し浮かせた。何の事はない。昨日、あれほど拒否宣言をしたのに、もうエバの体はわたしを求めていたのだ。
行為のあと、二人ともそのまま倒れる込むように眠った。
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