あるコロンビア売春婦と一年間恋人関係にあった私は、不法滞在で強制送還された彼女を追いかけてコロンビア本国に渡って彼女の家を訪ねた。そこで見たものは…
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片山氏は会社を経営する実業家だった。収入はわたしの十倍以上はあるだろう。別れたエレーナと子供に対し、毎月何十万円も仕送りしてきた。それでエレーナたちは、ここでメイド付きの贅沢な生活を送ってきた。
だが、わたしにはそんな真似は逆立ちしてもできない。わたしにそんな大金があれば、エバとの関係がこじれて、別れることもなかっただろう。
愛だ何だかんだといっても、彼女たちの欲求を満足させることが出来るほどの収入がなければ、つまり同じ土俵に立つのであれば、言葉も文化も共有するコロンビアーノに勝てるわけがないのだ。
しばらく、片山氏たちと酒を飲みながら過ごした。
「子供がね。なつかないんだよ。二年も離れていると、わたしのことを忘れてしまったみたいでネ。せっかく会いに来たのに、寂しいんだよな」
片山氏が酔っ払ってぼやいた。彼の子供は三歳の男の子だった。一歳のときにコロンビアに帰ったのだから、当然片山氏と過ごしたころのことは忘れてしまっているだろう。
日本語もまったく話せない。顔かたちはハーフらしく、日本人の表情が垣間見えるが、中身はまったくコロンビア人になってしまっている。この子供が大きくなるにつれて、どういう問題が降りかかってくるのだろうか。
人種の坩堝といわれる南米だから、普通だったら肌の色では差別はされないだろう。だが、ここはコロンビアだ。ペルーやブラジル、アルゼンチンなどとは違って、日系人の優位な地位はないといっても等しい。
むしろ、ジャパゆきさんの子供ということは丸分かりで、そのことの重みが彼の人生に降りかかってくるだろう。それを片山氏は悩んでいた。
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プロフィール
HN:
出町柳次
性別:
男性
職業:
フリーライター
趣味:
ネットでナンパ
自己紹介:
フリーライター。国際版SNS30サイト以上登録してネットナンパで国連加盟国193カ国の女性を生涯かけて制覇することをライフワークにしている50代の中年。現在、日刊スポーツにコラム連載中(毎週土曜日)。
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