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「本当は日本で育てるのが一番いいんだけとなあ」
片山氏とエレーナは、コロンビアサイドでは籍を入れていたが、日本では入れていなかった。したがって、子供は日本国籍ではない。こういうことは、日本人と外国人が結婚するときにはよくあるケースである。
たとえ男に妻子があり、結婚できない場合でも、胎児認知すれば、生まれてくる子供は日本国籍を取れる。片山氏の場合、どういう事情があったのか語らなかったが、とにかく妻子の日本への再入国は難しかった。彼は、子供の教育の条件や将来を考えて、日本で育てたかったのだ。
逆のケースもあった。ある知り合いのコロンビアーナは日本人と結婚して、子供を産んだ。だが、夫がギャンブル好きで、別居してしまった。子供が小学校に上がるというとき、彼女は子供をコロンビアに帰し、コロンビアの学校に入れるつもりだと言った。驚いたわたしは、こう尋ねた。
「どうして。子供はママといっしょにいるのが一番だろ。子供が可哀想じゃないか」
すると彼女は、こう言った。
「だいじょうぶ。コロンビアのわたしのファミリーはいっぱい。わたしの兄弟の子供がたくさんいる。その中で育ったほうがいいの。寂しくない。わたしの家、お客さんいっぱい来るでしょ。子供、夜中まで遊んでいる。勉強、ここでは出来ない。だから、コロンビアの方がいい」
たしかに、弁当屋をやっている彼女の家には深夜まで客が出入りしていた。落ち着いて勉強が出来るような環境にはない。それに、昔の日本のように、大家族の中で育ったら、いい面もあるだろう。しかし、生みの母親と離れ離れになったら、捨てられたという気持ちになるのではないか。
日本にいるコロンビアの売春婦の半分以上は、コロンビアに子供を残して来ている。旦那と別れたり、未婚の母だったりして、経済的に困って、売春を承知でやって来るのである。それで、肌身離さず自分の子供の写真を持ち歩いていて、一週間に一度か二度、コロンビアに国際電話をかけて、子供と話すのを楽しみにしている。
だが、そのくせ日本で知り合ったコロンビア人やイラン人の恋人と、週末はディスコで乱痴気騒ぎをしている。コロンビアに残してきた子供のことは、まったく忘れてしまったかのような騒ぎぶりだ。文化の違いといったらそれまでだが、そんな彼女たちの子供たちが、母親の仕送りによっていくら金銭的には豊かになったとはいっても、まともに育つとは日本人のわたしには思えないのだ。
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