[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。
カルタヘナにいる片山氏から電話があった。すると、片山氏が開口一番、こんなことを言った。
「出町さん。ビッキーのところなんかにいないで、明日にでもこっちにおいでよ。ワイフに聞いたんだけど、ビッキーにはいまコロンビアーノの恋人がいるんだってよ。結婚するつもりだって。ワイフには、出町さんのことは『二、三日は面倒見るけど、あとはカルタヘナにやる。もう彼のことは愛してない』と言ってたらしいよ」
「はい。恋人のことは聞いてます。でも、まだこっちで少し用があるので、もうしばらくいます。そっちに行くときは連絡します」
わたしはかっこ悪くて、その場を取り繕った。やっぱりエバには恋人がいたのだ。「友だちはいるけど、恋人はいない」と言っていたのは嘘だった。だから様子がおかしかったのだ。
電話を切ると、エバが「何の話?」と尋ねた。わたしはむかつきながら、「エバには恋人がいるって。だから、ここにいるな。明日、カルタヘナに来いってさ」と言った。
「たぶん、そうだと思った。でも、それじゃわたしが悪いみたいじゃない」
エバはむくれながら言った。わたしは追求の手をゆるめなかった。
「恋人はいないって言ってただろ。もしいるんだったら、わたしはコロンビアには来なかった」
「……」
「セックスしてないってのもウソだろ。お前の言ってること、みんなウソだ」
「ノー。セックスしてない。それ本当。彼、ここに来る。ミュージック聴く、話する、それだけ」
「ウソつき。部屋に来てセックスしないなんてあるか。好きだったら、どうしてセックスしないんだ」
「わたし、日本でいっぱいセックスした。いま、セックスする、日本での仕事思い出す。だから、セックスいらない」
「彼とはどのくらい付き合ってるんだ」
「一ヶ月」
「一ヶ月? それでセックスしてないのか」
「そう。早くセックスすると、軽い女だと思われるから」
「結婚するつもりか」
「分からない。でもたぶんする」
「彼は、おまえが日本に行ってたのを知ってるのか」
「もちろん、知らない」
「知らない? いままでのことどう説明してるんだ。結婚してうまくいくと思っているのか。このマンションはどうして買ったのか、怪しまれるだろ」
「お父さんがお金持ちで、その遺産で買ったと言ってる」
「そんなの信じると思っているのか」
「大丈夫」
新著「体験ルポ 在日外国人女性のセックス」(光文社刊)好評発売中。
「サイバーセックス日記」http://demachiryuji.seesaa.net/
「洋楽カラオケ日記」
http://ameblo.jp/demachiryuji/
「裏ストリップ30年回顧録」
http://arecho.blog98.fc2.com/