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エバと二人でホテルのフロントに降りて行った。ファックスが届いているかどうか尋ねたが、まだ届いていないという。おかしいなと思って、再度日本に国際電話をかけた。しかし、電話の相手は送ったのに未送信になっていると言う。エバやフロントに聞いても、どうなっているのか分からないと言った。ファックスは諦めた。
考古学公園はどのくらいで行けるのか尋ねると、歩いて二十分くらいの距離だという。そのくらいの距離だったら、散歩がてら歩いて行こうと思ったが、エバが「タクシーで行く、危ない」とごねた。しかたなく、フロントにタクシーを呼んでもらった。
五分くらいで車は来た。しかし、タクシーではなく、中年女性が運転しているジープだった。送ってもらう途中、エバに聞いたところによると、この女性は隣りのレストラン兼安宿の女将で、小学校の教師でもあった。そして仕事の合間をみて、白タクのアルバイトをしているという。なんでもありのコロンビアらしかった。
周囲には何もない山道をジープは登っていった。五分も走らずに考古学博物館には着いた。五時に迎えに来てもらう約束をして、ジープを帰した。入場料を払ってゲートをくぐったところに、数人の男たちがたむろしていた。ガイドらしい。
ガイドブックには、悪質なガイドに注意するように書いてあったので、どうしようか迷ったが、エバが男から、「ガイドが付いていないと強盗に襲われたりする。ガイドがいればだいじょうぶだ」と言われたらしく、ガイドを頼もうとねだった。ガイド代も一万五千円だというから承知した。
順番らしく、六十近い小柄なじいさんがわたしたちのガイドに付いた。男が日本人かと尋ねるので、そうだと答えた。
「わたしはスペイン語、英語、フランス語、ポルトガル語、ドイツ語でガイドが出来る。どの言葉でガイドしたらいいか。残念ながら日本語は出来ない」
と言うので、わたしは「英語で頼む」と答えた。英語だってカタコトしか分からないが、スペイン語よりはましだったからだ。だが、男の英語はスペイン語なまりが入っているので、理解するのにかなり苦労した。
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